NOVELIFE

読了した小説のささやかな記録。

『パークライフ』吉田修一


★★★★☆ (★について - NOVELIFE)


つい最近、仕事関係で知り合った方が、僕と同じ名前だった。お互いにびっくりして、笑った。一気に近しく感じた。中学の時に同じ学年に一人いたんだけど、それ以来だった。中々出会うことってない。


と思ってたんだけど、また出会った。まあ、今回は小説の中の登場人物だけど。まあ、どうでもいい話だけど、ちょっと嬉しかったってこと。笑


さて。なんか最近はいわゆる大衆小説ばかり読んでいたから、今回読んだものは、久々に文学に触れたなって感じの小説だった。吉田修一さんの『パークライフ』。芥川賞受賞作


久々すぎて、最初はどうも雲を掴むような感じで、フワフワと。やはりその辺は、大衆小説とは違うなと思った。どっちがいいとかじゃなくね。


でも、リハビリにはちょうど良かったな。洒脱な雰囲気はありながら気取り過ぎず、感じ取りやすい文体で、戸惑ったのは最初だけで、後はスッと入り込めた。ダラダラ長くなくて、短いのも良かった。


見ているものと見えているものは違う。同じ場所にいながらも、見えているものは、お互い違う。男と女の違いもあるのかもしれない。その微妙な差が切なかったけど、不思議と温かい気持ちにもなった。