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読書好きおじさんの小説紹介的雑文集

『あこがれ』川上未映子

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小学生って、なんだかくだらないんだけど面白いあだ名をつけるのが上手。ヘガティーって、そのまんまなんだけど、絶妙なセンス。



ヘガティーっていうのは、川上未映子さんの小説『あこがれ』の中の主人公の一人。まあ、つまり考えたのは川上さんなんだけども。何故ヘガティーなのかは読めばわかる。にしても、女の子でこのあだ名はちょっときつい。笑


だだ、僕は昔から特にあだ名とかを付けられないタイプだったので、ちょっと変わったあだ名とかにあこがれはある。ん、この小説「あこがれ」ってタイトルだった(偶然)。


全然そんな話ではないのだけれども。


それにしても、川上未映子さんの小説、どんどん丸みを帯びていっている気がする。『わたくし率〜』とか『乳と卵』はとんがり具合がなかなかで、またそれが癖になる感じではあったんだけども、『すべて真夜中の恋人たち』あたりから、優しさが刺々しさを包みだして、『あこがれ』では、もはや優しい小説に。でも、ああ川上未映子だ、という台詞や描写も感じられて、よし。


川上未映子さんの小説は、読書というのは基本的に自分との対話だということを、思い出させてくれる。まあ、それは読書だけではないけども。


何故あなたはその小説が嫌いなのですか。