あなたはアンドロイドではないですか?本当に人間ですか?
てことで引き続きディック。映画『ブレードランナー』の原作なり。
去年(2017年)あたり『ブレードランナー2049』っていう続編が公開されたらしいけども、どちらも観てない。
原作を先に読んじゃうと、映像化されたものを観ることは基本的にないので、多分この先も『ブレードランナー』は観ないだろう。笑。いや、わからない。
原作面白かったもん。
前回読んだ『高い城の男』よりも読みやすく、ああ、なるほどこれがディックかっていう感じ。こっちを先に読めばよかったかも。
悪いアンドロイドをやっつけて、賞金稼いで電気動物ではなく本物の動物を飼うぞ、 おー。っていう話。
思わず笑ってしまうような設定で、でもその冗談のような話を真剣にするのがSF小説ってものなのかな、なんて思ったり。
自分は実はアンドロイドなんじゃないか、なんて疑ってみたり。
何となく自分の所在があやふやになっていくような感覚を味わえる小説、いいね。
自分が人間であることを疑いもせずのうのうと生きいる人(人って言っちゃってる)は、是非読むべし。