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読書好きおじさんの小説紹介的雑文集

『ユービック』フィリップ・K・ディック

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なんだかんだ言って、ディックしか読んでいない近頃。そもそも読むペースもだいぶ遅くなっていて、月に1.2冊くらいしか読んでいない。


にしてもこうやって、浮気せずに1冊ずつ読むなんて、乱読派の僕としては珍しいな、と自己分析。


さておき、ディック3冊目は、PKD総選挙堂々チャンピオンに輝いた『ユービック』


超能力者vs不活性者(超能力を打ち消す人)というお話なんだけども、特に超能力がどうということはないし、序盤で不活性者軍団はあっさり敗れ去る。でも、ここからがディック。


どこが現実なのか。生きているのか死んでいるのか。読んでいて、自分も本当に生きているのかと疑いだす。まあ、生きてるんだけど。


登場人物がちょっと多くて、最初はあたふたしちゃったけど、気にせず読み進めればなんのその。気づけばディックの魔法にかかってるって寸法。


さあ『ユービック』を読んで、生死の狭間を漂いましょ。


僕は狭間を描く物語が好きです。