novelife

読書好きおじさんの小説紹介的雑文集

『レプリカたちの夜』一條次郎

>

出会ってしまったなこりゃ。今年最後の最後に。平成最後の年末に。


全然存じ上げておりませんでした。一條次郎さん。本屋さんでウロウロ物色してたら、目に入ってきた帯。伊坂幸太郎さんによる一文。それを見た瞬間、即座に手に取った。


なんて書いてあるかは、本屋さんに行けばわかるよ。まあ、ネットで調べてもわかるか。


さておき。その帯の言葉通りミステリとかなんだとか関係なく(結局書いちゃってる)、最高の小説。こういうのが本当に面白い小説というのだ(ただの好み)。


一応、新潮ミステリ大賞(だっけ?)をとってるからミステリってことになるのかもしれないけど、これはジャンルとかそんな便宜を図る物差しなんかクソくらえ的な小説。


『自我』がテーマかな。描かれてる世界観はディック的崩壊。つまり、自我の崩壊を体感できる小説。ただ、そんな恐ろしい雰囲気になりそうなテーマだけど、全然。かなりユーモラス。


まさに僕が求めていた小説が、そこにあった。


あ、やばい。年越しそう。5分前。


ということで、もうこれが今年読んだ中で最高の小説で決まりとします。いや、文句なし。


今年は、この一條次郎さんと、上田岳弘さんの小説に出会えてよかった。



では、来年また。


あ、年越しちゃってた。